いぼ・うおの目
いぼとうおの目は、いずれも皮膚にできる「できもの」ですが、 原因・性質・治療法はまったく異なります。 見た目が似ているため自己判断で処置されることも多いですが、 誤った対応により悪化・再発するケースも少なくありません。
いぼ(疣贅:ゆうぜい)について
いぼの原因
いぼはヒトパピローマウイルス(HPV)による感染症です。 小さな傷口からウイルスが侵入し、皮膚の細胞が増殖することで発生します。
- 足の裏(足底疣贅)
- 手指
- 膝・肘
- 小児の顔や手
いぼの特徴
- 表面がざらざらしている
- 点状の黒い点(毛細血管の血栓)が見えることがある
- 圧すと痛い・歩行時に痛む(足底)
- 他の部位や他人にうつることがある
いぼの治療
主な治療は液体窒素による凍結療法です。 ウイルスに感染した皮膚を凍結・壊死させることで治癒を促します。
- 1〜2週間ごとの通院が必要
- 回数は数回〜数か月かかることがある
- 痛みや水ぶくれを伴う場合あり
治療を途中で中断すると再発・拡大することがあるため、 継続治療が重要です。
うおの目(鶏眼)について
うおの目の原因
うおの目はウイルスではなく、 足裏や指への慢性的な圧迫・摩擦が原因です。
- 合わない靴
- 長時間の立ち仕事
- 足の変形(外反母趾など)
うおの目の特徴
- 中央に硬い芯がある
- 押すと強い痛みがある
- 皮膚表面は比較的なめらか
- 感染性はない
うおの目の治療
治療は角質除去(芯の除去)が基本となります。
- メスや専用器具で安全に削除
- 必要に応じて貼付薬(角質軟化剤)を使用
- 靴や歩行バランスの見直しが重要
いぼ・うおの目の見分け方
| 項目 | いぼ | うおの目 |
|---|---|---|
| 原因 | ウイルス感染 | 圧迫・摩擦 |
| 感染性 | あり | なし |
| 表面 | ざらざら | なめらか |
| 黒い点 | あり | なし |
| 治療 | 液体窒素など | 角質除去・圧軽減 |
自己処置の注意点
- 市販薬やカミソリで削ると悪化することがある
- いぼの場合、削ることでウイルスが広がる可能性
- 出血や感染のリスク
「治らない」「痛みが強い」「何度も再発する」場合は、 早めに皮膚科を受診しましょう。
当院での対応
当院皮膚科では、
- いぼ・うおの目の正確な診断
- 液体窒素治療
- 安全な角質除去
- 再発予防の生活指導
お子さまから大人の方まで対応しております。 「これっていぼ?うおの目?」と迷ったら、お気軽にご相談ください。
