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全身性エリテマトーデス

1. 全身性エリテマトーデスとは

全身性エリテマトーデス(SLE)は、自己免疫疾患の一つで、免疫系が自らの組織を攻撃することによって引き起こされる病気です。主に皮膚、関節、腎臓、心臓、肺などの多くの臓器に影響を及ぼします。
日本では、全身性エリテマトーデスの患者数は約5万人と推定されています。症状は多岐にわたり、発熱、疲労感、関節痛、皮膚の発疹などが見られます。特に「蝶形紅斑」と呼ばれる顔面の発疹が特徴的です。早期の診断と治療が重要であり、適切な管理を行うことで、患者の生活の質を向上させることが可能です。

2. 全身性エリテマトーデスの診断

全身性エリテマトーデスの診断は、臨床症状と血液検査を基に行われます。特に、抗核抗体(ANA)や抗DNA抗体、抗Sm抗体などの自己抗体の検査がなどがあります。
診断基準には、皮膚症状、関節症状、腎障害、血液異常などが含まれ、これらの症状が複数見られる場合に診断が確定します。診断には、医師の所見や血液検査、画像検査などを総合的に判断する必要があります。

3. 全身性エリテマトーデスの治療

全身性エリテマトーデスの治療は、症状の管理と病気の活動性を抑えることを目的としています。治療には、以下のような薬剤が使用されます。
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):関節痛や炎症を軽減します。
- コルチコステロイド:急性の症状を抑えるために使用されます。
- 免疫抑制剤:病気の進行を抑えるために、メトトレキサートやアザチオプリンなどが用いられます。
- 生物学的製剤:特に重症例に対して使用されることがあります。

治療の目標は、病気の活動性を抑え、患者の生活の質を向上させることです。定期的なフォローアップと専門医による管理が重要です。

4.当院での治療について

当院では、SLEの診療経験が豊富なリウマチ・膠原病内科専門医が診療を担当しており、現在、約100名のSLE患者さんが定期的に通院されています。初期診断から長期的な管理まで中核病院と連携しながらサポートを行っています。

 

医師紹介

大野 修嗣

大野クリニック院長

  • 医学博士
  • 国際東洋医学会 理事
  • 埼玉医科大学第2内科非常勤講師
  • 日本東洋医学会 副会長
担当 内科・リウマチ科・アレルギー科・胃腸科
コメント リウマチ、膠原病、アレルギー疾患を専門的に治療しています。
著書 漢方学舎白熱教室入門編・漢方学舎実践編
診療日 月・火(午前)・水(午前)・金・土

※4月より、毎週土曜日(午後)大野院長診察のみ予約診療となります。詳細はこちらをご確認ください。

 

松田 真弓(まつだ まゆみ)

埼玉医科大学病院 リウマチ膠原病科

  • 日本内科学会認定医
  • 日本東洋医学会認定漢方専門医
担当 リウマチ・膠原病科・内科・漢方
診療日 月・火(午前)・水(午前)・土
コメント 内科・リウマチ膠原病科外来を担当しています。
大野院長の長女

 

舟久保 ゆう

埼玉医科大学病院 リウマチ膠原病科 診療副部長・外来医長・教授

  • 日本内科学会 認定医、専門医、指導医
  • 総合内科専門医・指導医
  • 日本リウマチ学会 専門医、指導医、評議員
担当 内科・リウマチ膠原病科外来を担当しています
診療日 木曜午前

 

秋山 雄次(あきやま ゆうじ)

小川赤十字病院 副院長兼リウマチ科部長
埼玉医科大学病院 主任教授

  • 日本内科学会認定医・指導医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医
  • 日本東洋医学会認定漢方専門医
  • 臨床研修指導医
担当 リウマチ・膠原病科・内科
診療日 水曜午後
 

稲吉 史人(いなよし ふみと)

埼玉医科大学病院 リウマチ膠原病科

担当 リウマチ・膠原病科・内科
診療日 月午後
コメント 内科・リウマチ膠原病科外来を担当しています

 

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