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花粉症・通年性アレルギー性鼻炎


症状がでたら早期の治療を

  • くしゃみ、鼻水、鼻づまりが続く/毎年同じ時期に悪化する
  • 目のかゆみ、充血、涙が出る
  • 夜眠れない、日中の集中力が落ちる
  • 市販薬では効きにくい/眠気がつらい
  • 花粉の時期以外も症状がある(通年性アレルギー性鼻炎)

小川町周辺の花粉飛散情報

当日の飛散状況は下記サイトで確認できます(外部サイト)。

小川町周辺の花粉飛散


どのような治療があるか

Ⅰ 内服薬
第1世代抗ヒスタミン薬.第2世代抗ヒスタミン薬.抗ロイコトリエン薬.経口ステロイド薬 特に第一世代の抗ヒスタミン薬は副作用として眠気に悩まされ、車の運転する際、特に注意が必要なものもあります。またステロイド薬は効果が強いのですが、長期に連用で糖尿病、骨粗鬆症、胃潰瘍などの副作用に注意が必要です。

Ⅱ 点鼻薬
鼻噴霧ステロイド薬、第2世代抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエーター遊離抑制薬。それぞれ症状や継続期間等を考慮して使い分けが必要です。

Ⅲ 点眼薬・眼周囲軟膏
第2世代抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエーター遊離抑制薬、ステロイド点眼液。症状の強さや、痒みや充血、生活状況に応じて使い分けが必要です。

Ⅳ生物学的製剤(バイオ)

それでも症状が非常に強く、日常生活や仕事・学業に大きな支障がある場合には、 生物学的製剤「ゾレア(一般名:オマリズマブ)」を検討することがあります。

ゾレアは、アレルギー反応に関わるIgE(免疫グロブリンE)に作用し、 アレルギーの連鎖反応を起こりにくくすることで、症状の改善を目指す注射薬です。 「重症の季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」などで、一定の条件を満たす場合に選択肢となります。

【対象のなり得る方】

  • 薬(内服・点鼻・点眼など)を適切に使っても、症状が強く生活に支障が大きい
  • 毎年の花粉シーズンに鼻症状・目症状が重く、睡眠や仕事に影響する
  • 医師が診察・検査結果を総合して、投与の適応を満たすと判断した場合

※ゾレアは「誰でも受けられる治療」ではなく、検査結果・症状の程度・治療歴などにより、 適応の可否が決まります。また、保険適用でも自己負担額は窓口負担が大きな治療となります。

投与量例 1回あたり薬剤費(保険前) 3割負担の場合
150mg 約45,000円 約13,500円
300mg 約90,000円 約27,000円

月額の自己負担額の目安

  • 3割負担の方:月2〜5万円前後
  • 2割負担の方:月1〜3万円前後
  • 1割負担の方:月1万円前後

※診察料・検査費・注射手技料などが別途



Ⅴ 舌下免疫療法
アレルゲン免疫療法の一種です。アレルギーの原因であるアレルゲン(例えばスギ花粉)を少しずつ舌の下に薬を置き、免疫反応を根本から治そうとする治療方法です。数年単位の継続治療が必要となります。治療効果は8~9割あるとされています。6~8年程度効果が持続します。副作用として口腔内の痒み、口内炎などが挙げられます。稀にアナフィラキシーショックの発症がありますので、注意が必要です。発疹、呼吸困難、嘔吐、腹痛、下痢、血圧低下、意識混濁などが出現したら医療機関への緊急受診が必要です。

 

Ⅵ 漢方治療:即効性のある治療

アレルギー性鼻炎で漢方を服用して、即効性のある漢方があることを知る方が多くおられます。早ければ、15~30分程度で効果が実感できます。西洋薬との併用が可能で、漢方で早期に鼻閉改善や鼻汁を減らし、西洋薬でヒスタミン受容体をブロックして一日の症状を抑えるといった相互補完的な治療にも適しています。 また、眠気が困る方など西洋薬の副作用が気になる方の選択肢にもなります。

 

漢方医学では水様性鼻水を水毒と言います。
従って花粉症に対する漢方薬は、基本的に水毒を改善する生薬である麻黄が含まれているものがほとんどです。

【花粉症に効果がある漢方薬】
ⅰ 小青竜湯(しょうせいりゅうとう):生薬構成は麻黄・桂枝・芍薬・甘草・五味子・乾姜・細辛・半夏花粉症に対する基本的漢方薬です。

ⅱ 苓甘姜味辛夏仁湯((りょうかんきょうみしんげにんとう):生薬構成は茯苓・半夏・杏仁・甘草・乾姜・細辛・五味子麻黄が含まれていないのが特徴です。小青竜湯など麻黄が含まれている漢方薬で動悸、不眠、胃の症状がる場合に適応します。

ⅲ 葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい):生薬構成は葛根・麻黄・桂枝・芍薬・大棗・甘草・生姜・川芎・辛夷(葛根湯に川芎・辛夷を加えたもの)。花粉症の症状が鼻閉の場合に役立ちます。

ⅳ 竜虎湯(りゅうことう):小青竜湯と五虎湯を合わせて作ります。麻黄の量が1日7gとなり、麻黄に敏感な方には使いづらい漢方薬ですが、小青竜湯で効果が物足りない時に役立ちます。

ⅴ 大青竜湯(だいせいりゅうとう):麻黄湯と越婢加朮湯を合わせて作ります。アレルギー性鼻炎には最強の漢方薬です。麻黄の量が1日11gとなり、麻黄に敏感な方は避けることをお勧めします。

【花粉症に対する漢方薬の特徴・注意点】
1.西洋薬の抗ヒスタミン薬は予防的投与が主体だが漢方薬は即効性がある
2.抗ヒスタミン薬は粘膜の乾燥および眠気があるが、花粉症に処方する漢方薬は眠気の副作用がない。
3.体質・体力に合わせて選択肢が広い
4. 西洋薬との併用が可能
  1)相乗作用が期待できる
  2)併用によって西洋薬の副作用が回避される
5.注意点
  麻黄という生薬が含まれている漢方薬が使われる。麻黄に敏感な方は動悸・不眠・胃部不快が現れることがあり、その場合には麻黄を含まない漢方薬が使われる。


大野クリニックには、漢方専門医が6名が診療しており、毎日漢方専門医の内科医の診療が受けられます。花粉症(アレルギー性鼻炎)の治療では、症状緩和の即効性などから、漢方の効果が多くの方に実感いただけるかと思います。毎年花粉症の症状でお困りの方は、ご相談ください。

 

☆ステロイド注射について

花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の治療として、 「1回の注射でシーズン中効く」といった 長時間作用型ステロイド注射(筋肉注射)が話題になることがあります。

しかし、現在のアレルギー性鼻炎診療ガイドラインでは、 花粉症に対する全身性ステロイド(内服・注射)の定期的な使用は 原則として推奨されていません

なぜ推奨されていないのか

ステロイドは強力な抗炎症作用を持つため、症状が一時的に大きく改善することがあります。 しかし、筋肉注射による長時間作用型ステロイドは、 一度投与すると体内から急に止めることができません。

そのため、以下のような全身性の副作用リスクが問題となります。

  • 血糖上昇(糖尿病の悪化)
  • 血圧上昇
  • 感染症リスクの上昇
  • 胃潰瘍
  • 骨粗鬆症
  • 精神症状(不眠・気分変調など)
  • 副腎機能抑制

特に、花粉症は命に関わる疾患ではなく、他に安全で有効な治療選択肢が多数存在するため、 全身性ステロイドを安易に使用する意義は乏しいとされています。

大野クリニックでは、 花粉症に対する長時間作用型ステロイド注射は実施しておりません。

 


よくある質問

Q. いつから治療を始めるのがよいですか?
A. 症状が出る前からの対策(初期療法)が有効な場合があります。毎年つらい方は早めの受診がおすすめです。
Q. 眠気が心配です。運転することが多いのですが?
A. 眠気に配慮した薬剤を選ぶ、点鼻・点眼を併用する、漢方を検討するなど選択肢があります。診察時に生活状況をお伝えください。
Q. 市販薬で治らないのですが、受診した方がよいですか?
A. 症状が強い、長引く、仕事に支障がある場合は受診をおすすめします。薬の選択や組み合わせで改善することがあります。

症状・既往歴・生活環境(喫煙、職場環境、睡眠状況など)などの状況に応じて、治療薬を選択します。 診療日は外来スケジュールをご確認ください。
外来スケジュールはこちら

主な第1世代 抗ヒスタミン薬

一般名 商品名 特徴
ジフェンヒドラミン レスタミンコーワ 抗コリン・中枢抑制強い
クレマスチンフマル酸 タベジール 持続性 眠気が少ない
クロルフェニラミンマレイン酸 ポララミン 抗ヒスタミン作用
シプロヘプタジン塩酸塩 ペリアクチン 抗セロトニン作用あり
ヒドロキシジン アタラックス 神経症(不安・緊張・うつ)
ホモクロルシクリジン塩酸塩 ホモクロミン 抗セロトニン・ブラジキニン

 

主な第2世代 抗ヒスタミン薬

一般名 商品名 特徴
ケトチフェンフマル酸 ザジテン 車の運転✕
アゼラスチン塩酸塩 アゼプチン 車の運転✕
メキタジン ゼスラン 車の運転✕
フェキソフェナジン アレグラ 車の運転〇
エピナスチン アレジオン 車の運転注意
エバスチン エバステル 車の運転注意
セチリジン ジルテック 車の運転✕
レボセチリジン ザイザル 車の運転✕
ベポタスチンベシル酸 タリオン 車の運転注意
オロパタジン アレロック 車の運転✕
ロラタジン クラリチン 車の運転〇
デスロラタジン デザレックス 車の運転〇
ビラスチン ビラノア 車の運転〇
ルパタジン ルパフィン 車の運転✕

 

 

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