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膠原病(こうげんびょう)とは

膠原病(こうげんびょう)とは

膠原病とは、全身の関節や筋肉、血管、皮膚などに炎症をおこす共通点をもつ病気の総称です。膠原病という病気は存在せず、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、強皮症、皮膚筋炎、血管炎などの症状に共通点をもつグループを総称して膠原病と呼ばれています。原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどの共通した症状がみられます。
以前は、原因不明の発熱ということで、5年に約半数の罹患者が命を落としていた全身性エリテマトーデス(SLE)なども早期診断~ステロイド剤や免疫抑制剤を用いた適切な治療により、その予後は格段に改善しています。しかしながら、現在でも原因などが解明されたわけではなく、重篤な病態をきたすことがしばしばある、難しい病気と言えます。

どのような症状

共通する症状としては、発熱や倦怠感、関節の腫れや疼痛/こわばり、筋肉痛、指先が冷えると白くなる(レイノー現象)などがあります。微熱が続いている、体がだるい、脱毛が気になる、発疹が治らない、口渇(ドライマウス)や口内炎が治らない、目が乾く(ドライアイ)、日光過敏、そのような症状が続いている場合は、専門的に治療できる医療機関での受診をお勧めいたします。

診断について

膠原病が疑われる病歴や身体所見を認めた場合には、血沈やCRP、血清蛋白分画などの数値から炎症反応の亢進を、抗核抗体・リウマトイド因子・血清補体(CH50)の検査により免疫異常を確認することができます。また、尿検査、血算、血液凝固、生化学、関節や胸腹部のX線の検査により、臓器障害の有無などを確認することができます。
以上のような身体所見、検査から疑われる疾患を絞り込み、確定診断のために各抗体における感度や特異度に基づいて、自己抗体の検索をおこっていきます。
専門的な知見による診断と的確な治療の選択が必要となります。

どのような病気がある

関節リウマチ(RA)・全身性エリテマトーデス(SLE)・多発性筋炎(PM)/皮膚筋炎・強皮症・シェーグレン症候群・成人スチル病・リウマチ性多発筋痛症・ベーチェット病・・混合性結合組織病・抗リン脂質抗体症候群・血管炎症候群など

当院では、リウマチ・膠原病の専門医による治療を行うとともに、病状の悪化に伴う入院治療などにも備え、埼玉医科大学病院・小川赤十字病院など、特定機能病院・地域の中核病院との連携を行いながら、診療にあたります。

膠原病の診療

膠原病を専門的に治療できる医師5名がサポートをさせていただきます。

大野 修嗣

大野クリニック院長

 

  • 医学博士
  • 国際東洋医学会 理事
  • 埼玉医科大学第2内科非常勤講師
  • 日本東洋医学会 副会長
担当 内科・リウマチ科・アレルギー科・胃腸科
コメント リウマチ、膠原病、アレルギー疾患を専門的に治療しています。
著書 漢方学舎白熱教室入門編・漢方学舎実践編
診療日 月・火(午前)・水(午前)・金・土

※4月より、毎週土曜日(午後)大野院長診察のみ予約診療となります。詳細はこちらをご確認ください。

 

秋山 雄次

小川赤十字病院 副院長兼リウマチ科部長
埼玉医科大学病院 客員教授

  • 日本内科学会認定医
  • 日本内科学会指導医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本リウマチ学会専門医
  • 日本リウマチ学会指導医
  • 日本アレルギー学会指導医
  • 日本東洋医学会認定漢方専門医
  • 臨床研修指導医
担当 リウマチ・膠原病科・内科
診療日 水曜午後

 

舟久保 ゆう(ふなくぼ ゆう)

埼玉医科大学病院 リウマチ膠原病科 准教授・診療副部長・外来医長

  • 日本内科学会 認定医、専門医、指導医
  • 日本リウマチ学会 専門医、指導医、評議員
担当 リウマチ・膠原病科・内科
診療日 木曜午前

 

松田 真弓

埼玉医科大学病院 リウマチ膠原病科 助教

担当 リウマチ・膠原病科・内科
診療日 月・火(午前)・水(午前)・土
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