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シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、自己免疫疾患の一つで、涙腺や唾液腺などの外分泌腺に慢性の炎症が生じ、乾燥症状(ドライアイ・ドライマウス)が中心となる病気です。
関節、皮膚、肺、腎臓、神経など多臓器に影響を及ぼすこともあります。日本では、約7〜10万人の患者さんがいると推定されており、女性に多く、特に中高年層に多く見られます。早期診断と適切な治療によって、日常生活の質を保つことが可能です。

2. シェーグレン症候群の診断

診断には、以下の検査や所見を組み合わせて総合的に判断します。
- 眼の乾燥の検査(シルマーテストなど)
- 口腔乾燥の検査(唾液分泌量測定など)
- 抗SS-A抗体、抗SS-B抗体などの自己抗体検査
- 唇の小唾液腺生検
これらの情報をもとに、日本リウマチ学会の診断基準に照らして確定診断が行われます。

3. シェーグレン症候群の治療

症状の重さや臓器障害の有無に応じて治療が行われます。
- 点眼薬や人工唾液などによる乾燥症状の対症療法
- 免疫調整薬やステロイドの内服(全身症状がある場合)
- 生活指導(加湿、禁煙、うがい、定期的な眼科・歯科受診)
現在、病気そのものを完治させる治療はありませんが、症状をコントロールすることで長期にわたり安定した生活を送ることが可能です。

4. 当院での治療について

当院では、シェーグレン症候群の診療に精通したリウマチ・膠原病内科専門医が診療を担当しています。抗SS-A抗体、抗SS-B抗体などの自己抗体の血液検査を行い、シェーグレン症候群が疑われる場合は、連携している中核病院などに 眼の乾燥の検査(シルマーテスト)、 口腔乾燥の検査(唾液分泌量測定)、 唇の小唾液腺生検などの検査を依頼しながら診断、治療をすすめます。


現在、約200名のシェーグレン症候群の患者さんが定期的に通院されており、眼科・歯科・中核病院とも連携しながら、個々の患者さんの症状にあわせた細やかな診療を行っています。

 

大野 修嗣

大野クリニック院長

  • 医学博士
  • 国際東洋医学会 理事
  • 埼玉医科大学第2内科非常勤講師
  • 日本東洋医学会 副会長
担当 内科・リウマチ科・アレルギー科・胃腸科
コメント リウマチ、膠原病、アレルギー疾患を専門的に治療しています。
著書 漢方学舎白熱教室入門編・漢方学舎実践編
診療日 月・火(午前)・水(午前)・金・土

※4月より、毎週土曜日(午後)大野院長診察のみ予約診療となります。詳細はこちらをご確認ください。

 

松田 真弓(まつだ まゆみ)

埼玉医科大学病院 リウマチ膠原病科

  • 日本内科学会認定医
  • 日本東洋医学会認定漢方専門医
担当 リウマチ・膠原病科・内科・漢方
診療日 月・火(午前)・水(午前)・土
コメント 内科・リウマチ膠原病科外来を担当しています。
大野院長の長女

 

舟久保 ゆう

埼玉医科大学病院 リウマチ膠原病科 診療副部長・外来医長・教授

  • 日本内科学会 認定医、専門医、指導医
  • 総合内科専門医・指導医
  • 日本リウマチ学会 専門医、指導医、評議員
担当 内科・リウマチ膠原病科外来を担当しています
診療日 木曜午前

 

秋山 雄次(あきやま ゆうじ)

小川赤十字病院 副院長兼リウマチ科部長
埼玉医科大学病院 主任教授

  • 日本内科学会認定医・指導医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医
  • 日本東洋医学会認定漢方専門医
  • 臨床研修指導医
担当 リウマチ・膠原病科・内科
診療日 水曜午後
 
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